リフォーム

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家具やインテリアのご提案も行っております。

お客様のライフスタイルや個性に合った住まいのリフォーム、家具、インテリアのご相談から内装工事の施工管理まで幅広く実施しております。特に、住宅の住み替えに伴う、内外装のリフォームについては数多くの実績とノウハウを持っています。また、お客様のニーズに合わせた提案型のリフォームプランには定評があります。お客様一人ひとりに合わせたプランニングと、ご提案を行っております。

外壁塗装

主な外壁塗料9種類の特徴・費用相場


1.アクリル塗料の特徴・価格

「アクリル塗料」は、塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料のことを指します。
軽量なので重ね塗りしやすく、また光沢があり発色しやすいため、調理家電や自動車の上塗りでよく使用されています。

最も安価な塗料ですが、耐用年数が3〜8年程度と短く、すぐに塗り直しのメンテナンスが必要になるため、最近では外壁のメンテナンス用として採用されるケースは多くありません。
【アクリル塗料の平米単価の目安】

アクリル塗装の費用相場は、1㎡あたり1,000〜1,800円程度と、最も低価格な塗料です。
頻繁に塗り替えたい箇所に使えば、大変リーズナブルと言えます。


【アクリル塗料が向いている家】

・とりあえず施工費を安く抑えたい
・こまめに塗装リフォームをしたい


2.ウレタン塗料の特徴・価格

主成分がウレタン樹脂である「ウレタン塗料」は、柔らかい素材なので密着性に優れています。
ゴルフボールの塗装にも使われるほど細かい箇所や曲面にも対応でき、複雑な形状の外壁にも最適です。
またモルタル・鉄・アルミ・コンクリートの外壁とも相性が良く、弾力がありゴムのように伸縮する製品もあるので、木材にも塗装可能です。

剥がれにくく硬度があり、耐用年数は5〜10年です。
独特の光沢感があるタイプが多いので、仕上がりが気になる方は避けたほうが良いでしょう。
【ウレタン塗料の平米単価の目安】

ウレタン塗料の施工費は、1㎡あたり1,700〜2,500円位です。
10年に1回は塗り直しを行いたい方にはお手頃な塗料と言えるでしょう。


【ウレタン塗料が向いている家】

・できるだけ施工費を安く抑えたい
・剥がれが気になっている箇所があるので補修したい

3.シリコン塗料の特徴・価格

主成分がシリコン樹脂でできている「シリコン塗料」は、総合的に住宅保存にかかるコストを大きく削減できると言われるほど、非常にコストパフォーマンス性の高い塗料です。

耐久性・耐水性・費用などのバランスが良く、耐用年数は約7〜15年です。
透湿性に富んでいるため結露が発生しにくいことも、人気の理由の一つです。
【シリコン塗料の平米単価の目安】

シリコン塗料の1㎡あたりの施工費は2,300〜3,500円位です。
比較的安価で、長持ちする塗料を使いたい方に最適な塗料です。


【シリコン塗料が向いている家】

・コストパフォーマンスに優れた塗料を使いたい
・長年使われていて安心できる塗料を採用したい
・外壁の塗り直しも結露対策も行いたい

4.フッ素塗料の特徴・価格

フッ素樹脂を使った「フッ素塗料」は、耐熱性・耐寒性が高いため、あらゆる気候に対応できる上、耐用年数も12〜20年と非常に長いのが特徴です。
費用が高いので、一般住宅では、外壁よりも施工面積の狭い屋根にのみ採用されるパターンが多いです。

酸性雨や紫外線に強く、汚れが付着しても雨で流れ落ちるため、長い期間メンテナンスをしないで済むことから、陸橋や鉄塔、高層ビルなどの塗装でも好まれています。
【フッ素塗料の平米単価の目安】

フッ素塗料での施工費用は、1㎡あたり3,500〜5,000円とやや高額です。
タイプや機能によって価格が大きく異なりますが、1㎡につき2,000〜2,500円位で施工できる商品もあります。

初期費用はかかりますが、これからも長く住む予定の家で、今後の塗り替え頻度を減らしたい場合には適している塗料です。


【フッ素塗料が向いている家】

・高級な外壁塗料を使用したい
・立地的に頻繁に外壁塗装を行うのは大変
・次世代の家族も住めるよう、家を長持ちさせたい



5.ラジカル塗料の特徴・価格

「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」は、これまでの塗料で多かったチョーキング現象の発生を抑えるために開発され、2012年に発売を開始した新しい塗料です。
塗膜の劣化・変色を防いでくれる、「高耐候酸化チタン」や「光安定剤」を主成分としています。

製品によって、アクリル・シリコン・フッ素など、一緒に配合されている合成樹脂の成分は異なります。
耐用年数は8〜16年です。
【ラジカル塗料の平米単価の目安】

ラジカル塗料でのリフォーム費用は、1㎡あたり2,200〜4,000円が目安です。
価格帯は従来のシリコン塗料、耐久力は従来のフッ素塗料とほぼ同等であることから、外壁塗装で首位の塗料になると期待されています。


【ラジカル塗料が向いている家】

・比較的リーズナブルで高性能な塗料を使いたい
・シリコン塗料と同等のコストパフォーマンス性を求めている
・最新技術の塗料を試したい

6.セラミック塗料(断熱塗料/遮熱塗料)の特徴・価格

セラミックが配合された塗料のことを「セラミック塗料」と言います。

セラミック塗料と呼ばれる物には、主に以下のような3つのタイプがあります。
①セラミックビーズを加えることで熱を遮断し「断熱」や「遮熱」の効果を発揮する
②親水性が高いため外壁が汚れにくくなる「低汚染性」の機能がある
③陶磁器の材料を吹き付けることにより「石材調のデザイン」にできる

耐用年数は約10〜20年ですが、合成樹脂の成分によって変化します。
例えば、セラミック+シリコン配合の塗料よりも、セラミック+フッ素配合塗料のほうが、耐久性が高いわけですね。

ちなみに「断熱塗料」と「遮熱塗料」は、性質が異なります。
「断熱塗料」は、日光を取り入れつつ、室内⇔室外の熱を行き来しにくくする働きをするのが特徴で、夏の冷房・冬の暖房どちらの効率も向上させます。
一方「遮熱塗料」の場合は、太陽の光を遮ることによって自然光の熱をカットするため、夏場は涼しく感じますが、冬場も室内の温度が下がってしまう可能性があります。


【セラミック塗料(断熱塗料/遮熱塗料)の平米単価の目安】

セラミック配合塗料の施工費用は2,300円〜4,500円/㎡、
ただし石材調のデザインにしたい場合は、施工時に非常に手間がかかるため、約5,000〜14,000円/㎡のコストが必要です。

・省エネ効果があり、光熱費削減の効果を期待できる塗料で施工したい
・吹き抜けや2階リビングがあり、夏場の外からの熱気が厳しい
・意匠性の高い石材のような外観にしたい


7.光触媒塗料の特徴・価格

「光触媒塗料」は、白色の顔料である「酸化チタン」の性質を利用した塗料です。
酸化チタンが、太陽光から放出される紫外線が当たって化学反応を起こすことで、壁面に着いた汚れを分解します。

耐用年数は10〜20年もあると言われており、雨水を利用して汚れを自然に洗い流してくれるという魅力もありますが、現在主流な塗料の中では最も高額です。

なお、紫外線や水(雨)が当たらないと効果を発揮しにくいため、隣家との距離が近い/日当たりが悪い建物では、相性が合わない場合があります。
また主原料が白色顔料であるため、濃いカラーの外壁にはできません。


【光触媒塗料の平米単価の目安】

光触媒塗料での塗装は、1㎡につき3,800〜5,500円位は必要です。
リフォーム費用はかかりますが、掃除の手間や塗り替え頻度が軽減することを考えると、メンテナンスしやすい優良な塗料と言えます。


【光触媒塗料が向いている家】

・日当たりが良い家に住んでいる
・外壁の手入れの頻度を減らしたい

8.無機塗料の特徴・価格

「無機塗料」は、無機物(鉱物)を主成分としています。
チョーキングや色あせといったトラブルは、有機物の劣化によって引き起こされるため、無機物を使った塗料であれば外壁が汚れにくいというメリットがあります。
また不燃性が高いことでも人気があります。

ただ無機質だけでは固すぎて、ひび割れが発生しやすくなるので、現在「無機塗料」と呼ばれている製品はほぼ、最低限の量の有機物(合成樹脂)と混合した「有機・無機ハイブリッド塗料」です。

耐用年数は10〜25年で、フッ素塗料や光触媒塗料よりも強いと期待されていますが、具体的な耐久性は、混ぜる有機物がアクリルかシリコンかなどで変動します。


【無機塗料の平米単価の目安】

無機塗料のリフォーム費用は、おおよそ3,500〜5,500円/㎡です。
非常に長持ちすることを考えると、決して高額ではないと言えるでしょう。

・耐久力が高いと注目されている塗料を採用したい
・燃えにくい塗料で、防火性の高い外壁にしたい

9.ナノテク塗料の特徴・価格

「ナノテク塗料」は、アクリルシリコン樹脂が配合された、水性塗料の一種です。

通常の塗料に使われている合成樹脂は、石油系の原料で、CO2の排出量が多くなってしまうことが懸念されていました。
そこでナノテクノロジーを駆使し、合成樹脂(アクリルシリコン)の含有量を最小限に抑えた塗料として開発されたのが「ナノテク塗料」です。

CO2削減による地球温暖化の抑制の他、シックハウス対策としても有効と考えられています。
燃えにくい素材なので、防火性も高いです。

防カビ性があり、雨水で汚れを落とす力もあるため、外壁を長持ちさせることが可能で、耐用年数が10〜15年と長いのも特長です。

ただし、他の塗料と比べると対応できる会社が少ないため、業者探しが大変かもしれません。
【ナノテク塗料の平米単価の目安】

ナノテク塗料でリフォームする際には、1㎡あたり2,400〜5,500円円程度の施工費がかかります。

【ナノテク塗料が向いている家】

・カビや藻が発生しにくい塗料を採用したい
・燃えにくく、環境にも優しい塗料を使いたい

一般的な参考価格をまとめてみました。

塗料 耐用年数 施工価格(㎡)
アクリル 3〜8年 1,000〜1,800円/㎡
ウレタン 5〜10年 1,700〜2,500円/㎡
シリコン 7〜15年 2,300〜3,500円/㎡
フッ素 12〜20年 3,500〜4,800円/㎡
ラジカル 8〜16年 2,200〜4,000円/㎡
セラミック
(断熱/遮熱)
10〜25年 2,300〜4,500円/㎡
または
5,000〜14,000円/㎡
(※天然石調にする場合)
光触媒 10〜20年 3,800~5,500円/㎡
無機 10〜25年 3,500〜5,500円/㎡
ナノテク 10〜15年 2,400〜5,500円/㎡

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